近年は気候変動やカーボンニュートラルの議論が盛んになっていますが、資源枯渇も忘れてはならない重要な環境問題です。田中貴金属グループでは、ビジネスの直接材である貴金属のリサイクル、間接材であるCSR報告書のアップサイクルというふたつの柱で資源循環に取り組んでいます。
今から4年前の2018年、LIMEXに出会ってCSR報告書での採用を決めました。当社はCSR報告書の冊子版を全従業員へ配付していますが、社内で「紙の印刷は資源の無駄遣いではないか」「他社はPDFのみにしている」といった意見が上がっており、事務局として悩んでいた時期でした。
そこで、TBMの皆さんとゼロから議論を重ね、CSR報告書の印刷→回収→再生利用という過去に例のない取り組みに挑戦しました。現在では、従業員が読み終えて廃棄予定となった冊子を回収し、アップサイクルする活動が定着しています。
TBMはベンチャースピリットにあふれ、一人ひとりがサステナビリティ革命の実現に向けた情熱を持っており、いつも新鮮な刺激を受けています。この4年間、TBMが未来志向の価値観へと挑戦する過程で起きた数々の困難についてもつぶさに見てきました。
脱炭素はもちろん重要ですが、資源循環が等閑になっては持続可能な社会が遠のいてしまいます。今後も微力ながらLIMEXを通じた資源循環の環を広げる活動に協力します。