モンゴルでは、私が当時長官を務めていた国家開発庁が2018年にSUSTAINABLE DEVELOPMENT VISION 2030を国連に成果発表し、SDGsの達成に注力をしています。また2020年には、今後30年間の長期開発政策方針を定めた「モンゴル国長期ビジョン2050」を策定しました。これらの目標の達成には、日本の協力が欠かせません。日本とモンゴルとは「戦略的パートナーシップ関係」にあり、モンゴルが唯一経済連携協定EPAを締結している友好国であり、1972年2月24日の外交関係樹立以来、2022年には50周年を迎えました。
TBM社とは、私が国家開発庁長官であった2019年に基本合意を交わし、鉱物資源の豊富なモンゴルにおいて、地場の石灰石を用いてLIMEXを製造・販売し、そして使用済のLIMEXを回収して循環させることで、環境と経済を両立する新たな産業をモンゴルで作ることを目指し、フィージビリティスタディを開始することで合意しました。コロナの為に当初描いていた時間軸では進められていませんが、TBM社との取組みは、モンゴルのSDGs目標、そして長期ビジョン2050を実現する、日本とモンゴルの架け橋となるプロジェクトの1つであると考えています。
TBM社にはモンゴルはもちろん、世界中で貢献し、サステナビリティ革命の先頭を走り続けて欲しいと思いますし、私も全力で応援させて頂きたいと思います。