龍田紡績株式会社は、1901年より永きにわたり紡績業を営んでまいりました。弊社の120年の歴史の中で自然素材のコットンが主流であった生産は、1950年代に化学繊維の出現により機能性の高い石油由来の化学繊維へと変化しました。ピーク時には年間3万㌧もの石油を用いた製品を世に送り出してきました。
高度経済成長期においては【良いモノを、より安く】と歩んできた歴史がありました。すなわち便利さと引き換えに地球の環境を破壊してきたのかもしれません。今や年間5,300万㌧もの衣料が廃棄され、洗濯槽から年間50万㌧のマイクロファイバーが海洋に流れているといわれています。
この美しい地球の未来のために、弊社は環境問題に真摯に向き合い、120年間培ってきた技術力を活かしてTBM様とともに世界を新たな発展へと導く新素材を生み出したいと考えております。
コットンが石油由来に変わったことで世界が大きく変化したように、石油由来の素材がサステナビリティな素材『LIMEX』に変わり『地球の破壊から再生』へと変化することを信じて。